ご挨拶・社長プロフィール 代表取締役 杉村 剛

ご挨拶  社長プロフィール  これまでの経緯


ここ数年、日本では長引く不況や高齢化社会の到来、モラルの低下、環境問題等で多くの人々が将来への不安を感じていました。また海外に目を向けると途上国をはじめとした諸外国の著しい経済発展のニュースを目にしない日はなく、そのことによっても日本は元気と希望を見失ってしまっていたように思います。

そして2011年3月11日の東日本大震災の発生により、我が国は戦後最大の国難に直面しています。

しかし、私たち日本ネイチャー&テクノロジーは、決して悲観をしていません。日本には、その長い歴史の中で脈々と築いてきた、誇るべきものがたくさんあります。美しい自然や情を重んじる高度な精神文化、ものづくりの技術、勤勉で教育水準の高い豊富な人材など、まだまだ数え上げればきりがありません。

私たちは今、震災によってクローズアップされた「人との絆」や「日本人としての誇り」に静かに思いを馳せています。

当社の理念であり、社名の由来ともなっている「日本の豊かな自然が育んだ素晴らしい素材と世界に誇る技術力を融合させて、世界中の人々を幸せにする」という我々の想いは、震災を経て、揺らぐことのない確信へと昇華しました。

思えば、日本はこれまで数々の大きな試練を乗り越えてきました。敗戦や阪神淡路大震災など未曾有の危機に立ち向かい、決して諦めることなくその度に力強く立ち上がってきました。私たちの先祖・先輩方が守ってきた日本の魂や心意気を、今度は現在を生きる私たちが見せる出番がやって来ました。

震災をはじめ苦難の多い時期に創業し、日本と世界のために貢献することは、天から与えられた当社の使命だと感じています。 当社スタッフはもちろん、一緒に働くパートナー各社全員の心がひとつとなり、震災からの復興のみにとどまらず「地震の前よりももっといい国をつくろう」という旗印を掲げて、信念と誇りを持って船出しました。

皆さまには温かいご指導・ご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

平成24年2月
株式会社 日本ネイチャー&テクノロジー
代表取締役 杉村 剛

プロフィール

1969年生まれ、熊本県熊本市出身
熊本県立熊本高等学校卒、東京大学法学部卒、米国ペンシルバニア大学院ロースクール修了
中小企業診断士

野村證券株式会社を皮切りに、経営コンサルティングファーム、ベンチャーキャピタルに勤務。日本の将来を見据え、産業の中でも特に農家や中小企業の経営支援に注力してきた。
これらに携わる人びとの想いを世に広め、みんなに健康になってもらって
「日本じゅうを元気にする」ために、2011年3月に株式会社日本ネイチャー&テクノロジーを設立。

創業までの経緯

高校卒業までの18年間を火の国熊本で過ごし、阿蘇山や有明海に囲まれた豊かな自然の中で、きれいな水と美味しい食材に恵まれて育ちました。

上京してからは大企業に就職し、米国留学も含めニューヨーク・ロンドンでの海外勤務を経験しました。駐在員時代には異国での慣れない食文化に触れる中で、自然の恵みを活かした日本の食卓の豊かさを改めて実感し、こんなに素晴らしい食文化の中で育ったことを本当にありがたいと感謝したものです。

さらに、海外にいるとそれまでは気づかなかった日本の素晴らしさを食以外にも様々な面から発見することができ、今後はそうした日本の良さを世界に広め、そして世界中の人々に幸せになってもらえるような仕事をしたいと思いました。

その頃は、バブル崩壊後の日本全体が「失われた十年」といわれる後退期の真只中にありました。日本の強みを活かし、人びとが明るく前向きに進んでいくために自分は何をすれば良いか考え抜いた末に、日本の食を支える第一次産業と優れた技術を持つモノづくり企業と共に歩むことに生涯を捧げることを決意したのは自然な流れでした。

日本に帰国してからは、そうした産業を支援するため、経営コンサルティングファームやベンチャーキャピタルに身を置き、農家などの第一次産業や中小・ベンチャー企業の経営支援に従事し、経営ノウハウやネットワークの構築に励みました。

全国各地の生産者と接していく中で、食べる人のことを思って真摯な努力を続けている農家の方々と数多く巡り合い、そんな方が作った安全で美味しく、人びとを健康にできる食材をもっと多くの人に知ってもらいたい、そして日本の食を通じて心も体も健康になってもらいたいとの思いが日増しに強まっていきました。

同時に、食や健康のために技術革新に励む優れた中小企業にも出会いました。「日本のまんま」の製造にご協力をいただいている高橋酵研株式会社もその一つです。人のためを想い、体にやさしい酵素だけを使って食材の持つ栄養素をそのまま食卓へお届けしたいという同社の理念に私は強く共感し、この技術と全国の食材を結び付けて、生産者と消費者をつなぐ橋渡し役になろうと決心しました。

全国の生産者や高橋酵研に加え、医師・薬剤師・大学などの専門機関からのご協力もいただき、私たちの夢を形にした「日本のまんま」がこうしてついに誕生しました。
これからは、生産者の方々の熱い思いを消費者にお伝えし、食を楽しみながら心身ともに健康になっていただける商品をどんどん世に出していきたいと思います。ご期待ください。